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お受験も戦略次第 |
コンサルティングの現場や身近なトピックスからマーケティングのヒントをお届けする
『マーケティング小咄』。今回のテーマは、事業戦略。
10月中旬から12月にかけては小学校受験、所謂「お受験」の季節です。
敢えてそう呼ばれるのは、幼児の受験勉強に対する揶揄であることは否めません。
しかしながら、理由はそればかりではなく、小学校受験が
中学校以上の入学試験とは全く異質のものだからであると思われます。
中学校から高校、大学と進むにつれ、本人の学力考査が
合否基準として大きな比重を占めるようになります。
一方、小学校受験においては、受験者自身の能力以上に
両親や家庭の、志望校にとっての適格性が問われるのです。
その為には、先ず家庭内の状況分析をし、長所・短所を見極める必要があります。
同様に、候補となる学校を分析し、何処を目標とするのかターゲットを絞り込みます。
更に、採用の責任者たる校長の立場で考え、どのような家庭のどのような子弟を
受け容れたいと考えているのかを検討し、受験対策を立てて行きます。
彼我の状況分析、ターゲットの絞り込み、そして受験突破に向けた戦略構築。
まさに、企業の事業戦略構築と同じプロセスが必要なのです。
これは、ある幼児教室の指導者であり、経営者でもいらっしゃる方のお話しですが
まさに目から鱗の落ちる思いでした。
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始まりは同じでも |
こう考えると、お受験では志望校ありきで相手に合わせようとしても無理があり
自らの家庭や本人の性向に応じて最適な学校を選ぶというのが自然だと思います。
万一、結果が思わしくなかったとしても、それはご縁が無かっただけのこと。
お子さんのせいでも無ければ、面接に失敗したお父さんのせいでもありません。
相手は、この道一筋に百戦錬磨。自らの立場で最良の成果を狙っていますから
付焼刃の対応で凌ごうとしても、所詮は見透かされているのです。
そもそも、お受験に臨むことを決めたのも、志望校を選択したのも親の責任。
合格は我が子の成果、失敗は親の戦略ミスと自覚しましょう。
一方、企業においては、自社の状況に合わせてターゲットを絞り込むか
或いは、市場の状況に応じて自らを変革して行くか。これは戦略次第です。
業績不振の際には、きちんと原因を究明する必要があります。
これとて「製品が悪い」、「売り方がいけない」などと不毛な責任追及など論外です。
データ分析はもとより、社内の各部署や消費者、流通業者へのヒアリング等
あらゆる関係先を精査して原因追究し、改善策を講じなければなりません。
成功であろうと失敗であろうと、結果を正確に分析し次なる戦略に活かす。
こうした継続性こそが戦略の精度を高め、企業体力を強化させるのです。
業績に一喜一憂するのではなく、結果分析こそ事業戦略の真髄と自覚しましょう。
今日の一言: 戦略は 継続してこそ 価値上がる
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