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事業目的 |
コンサルティングの現場や身近なトピックスからマーケティングのヒントをお届けする
『マーケティング小咄』。今回のテーマは、事業計画。
連休も明け、いざ新規事業のスタートという企業も多いのではないでしょうか。
気温も上がって衣替えの時期でもあり、物事の始まりには相応しい季節です。
休日返上で構想を練り上げたり、リフレッシュしながらアイデアが湧いたりと
例年、新規事業に関するご相談が増える時期でもあります。
新製品のアイデアができたので事業化したい。
画期的なビジネスモデルがあるので事業計画としてまとめたい。
そのようなご相談を戴き、お話を伺うと、製品やアイデアの素晴らしさについては
滔々と語られるのですが、何が目的なのかが不明確ということが間々あります。
まず必要なことは、製品やアイデアを事業化することによってどのような
価値が生まれ、市場や消費者にとって得られるメリットは何なのか。
或いは、対外的な価値ばかりでなく、自社の既存事業にとってプラスとなる
というようなケースもあるでしょう。
事業の目的を明確化するためには、市場にこういうニーズがある
または自社にこういう事業があるというような前提が必要です。
これら前提があっての事業目的なのです。
こうした前提が無ければ目的が明確化せず、計画の立てようもないのです。
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事業計画書の目的 |
しかしながら、話はここで終わりません。今までは、事業自体の目的であって
次に明確化しなければならないのは、事業計画書の目的です。
自社の新規事業として、社員に行動させる為の実行計画作りなのか。
外部に事業パートナーを募ることが目的なのか。
或いは資金調達が目的なのか。その場合、銀行などの金融機関からの
融資なのか、ファンド等からの出資なのか。
ここにおいては、事業実現のためにパートナーが必要だったり
準備のための資金が必要だったりということが前提になります。
自社の実行計画であれば、具体的なアクションプランが重要です。
事業パートナーの獲得であれば、市場ニーズや提携メリットが重視されます。
一方、資金調達が目的であれば、事業収益性と計画の実現性に
最も重きを置く必要があるでしょう。
核となるコンセプトや事業計画は変わらずとも、目的や対象に応じて
強調すべきポイントが異なりますし、書式も違ったものとなります。
折角の優れた事業アイデアも、相手に意図が伝わらなければ
目的を達せられず、計画は水泡に帰します。
事業目的は、市場に価値を提供できるものでなければ無意味であり
事業計画書は、プレゼン目的に沿ったものでなければ意味がありません。
何れの場合も根底に在るものは、常に相手への配慮に他なりません。
今日の一言: 目的が 無くば計画 意味成さず
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