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情報は、量より質というけれど・・・ |
コンサルティングの現場や身近なトピックスからマーケティングのヒントを
お届けする『マーケティング小咄』。今回のテーマは、情報管理。
情報は、量が多ければよいというものではありません。
重要なことは、信頼性と質であることは申すに及ばぬことでしょう。
無駄な情報が増えれば、それを排除する手間が膨らみ
誤った情報がもたらされれば、判断を誤りかねません。
効率よく情報収集するためには、質の高い情報源の確保が不可欠です。
経営判断に必要な投資と考えれば、出費を惜しむべきではないでしょう。
同時に、自ら情報価値を判断する基準を持ち
取捨選択できるだけの見識を持たなければなりません。
他人任せでは良質な情報は得られませんし、そもそも情報の価値を
理解できないのですから、如何に有益な情報も素通りして行くばかりです。
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情報には、常に発信者の意図がある |
正確な情報を得ようと思えば
その背景を見据えて判断しなければなりません。
政治家や芸能人などのコメントの一部だけを抜き取って
情報をミスリードするのはマスコミの常套手段です。
多くの場合、売らんが為、話題性を高めることが目的ですが
中には悪意を含んだものさえ散見されます。
個人であったり、企業単位であったり、或は組織レベルであったり
目的や意図するところは様々です。
統計や世論調査などという数字を掲げ
いかにも信頼性がありそうに見える情報も要注意です。
自身の主張に適合する統計だけを集めたり、特定部分を強調して
伝えることで、実態と乖離した内容も捏造できます。
こうした偽情報に踊らされぬためには、情報の背景を見極めることです。
発信者は誰で、その背景は。利害関係者は誰で、目的は何か。
これらを念頭に置いて元データに接すれば真実が見えてきます。
180度別の見解が得られたとしても、決して珍しくはありません。
情報は、意識的であれ無意識的であれ、常に発信者の意思が
反映されたものであるという認識こそが重要です。
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情報の高度化 |
折角もたらされた貴重な情報も、死蔵されたのでは宝の持ち腐れです。
情報は、活用してこそ意義があります。
先ずは発信してみることです。
得られた情報を発信することで、自身の理解が深まります。
発信した情報に対し、何らかの反応があれば大きな前進です。
同意があれば情報の確度が高まり、追加情報が得られる場合もあります。
一方、異論や反論、様々な意見が寄せられる場合もありましょう。
それにより誤報と判明すれば、それもまた大きな前進です。
これら全ては、「情報の高度化」と申せましょう。
先ずは、発信することから始まります。
情報を提供する際、全てを開示することが良いとは限りません。
むしろ、必要に応じて絞るべきです。
例えば、広告や商談の際、自社製品の全てを総花的に語れば
お客様はどこに注目すべきか判断できません。
この場合、ポイントを絞ってご説明する必要があります。
状況に応じて、フォーカスすべきポイントを変えてご提案すべきです。
また、不必要な情報は相手を戸惑わせるばかりか
時には不快感を与えたり、不信感を与えたりします。
内容はもとより、順序や表現方法によっても受ける印象は変わります。
相手の立場に立って熟慮する必要があります。
情報過多の時代、情報は量よりも選別や編集による
質の高さが求められているのです。
怪しげな情報に振り回されることなく、的確な情報を発信する。
ビジネスにおいては、情報管理能力の優劣が成否を決します。
今日の一言: 情報は 精度高めて 価値磨け
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