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反転攻勢 |
コンサルティングの現場や身近なトピックスからマーケティングのヒントを
お届けする『マーケティング小咄』。今回のテーマは、経営改善。
所謂アベノミクス効果と言えるのかもしれませんが、近頃
中小企業における資金繰り状況が改善しているように思います。
端的に言えば、これまで長きに渡り停滞していた資金が
中小企業を取り巻く市場に流通してきたというのが実感です。
具体的には、元請け会社からの発注量が増え、稼働率が上がったり
金融機関からの融資が受け易くなってきている状況が覗えます。
リーマンショック以降、震災や民主党政権下で意気消沈し
防戦一方だった中小企業経営者に、反転攻勢の意欲が戻ってきました。
実際、資金繰りや経営再建や事業売却などのご相談が減り
新規事業や販路拡大など、積極的なご相談が増加しています。
確かにこれは好ましい傾向であり、中小企業にとっては
まさに経営改善の好機であると思います。
しかしながら、その際留意すべきことがあります。
足元を見つめることなく進めば、思わぬ落とし穴に嵌りかねません。
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先ず、為すべきこと |
先ず留意すべきは、現状の好転した経営環境は
一過性のものと認識することです。
本コラムでも再三記しております通り、景気の好不況は
中小企業経営にとって、殆ど影響を及ぼしません。
仮にあったとしても、それは市場の停滞による負の影響ばかりで
好景気がプラスに働くことは無いものとお考えください。
その上で、現状の経営環境の好転は、多くの中小企業にとって
偏に自社の資金繰り状況の改善と考えるべきでしょう。
勿論、企業によって財務状況は大きく異なりますので
一概には申せませんが、先ず着手すべきは経営体質の改善です。
市場環境の変化に左右されることなく収益を確保する為の
構造改革が必要です。
既に充分な収益構造を確立していれば、拡大に集中しても結構です。
しかし、現実にはそうではない企業が大半と言えるでしょう。
ですから、優先順位はまず経営改善。
そうした後、新規事業や拡大戦略を図るべきです。
この意識を持って戦略を構築すれば、並行して進めることも可能です。
勢い任せで、拡大戦略に奔る愚は避けねばなりません。
久々に巡って来た、折角の好機。
ぜひ波に乗り、体質強化と事業拡大の両立を目指したいものです。
今日の一言: 拡大の 前に体質 強化せよ
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