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おもてなしの現場 |
コンサルティングの現場や身近なトピックスからマーケティングのヒントを
お届けする『マーケティング小咄』。今回のテーマは、顧客視点。
五輪招致のプレゼンテーションで一躍話題となり
流行語大賞候補ともいわれる「おもてなし」。
お客様の意を汲んで、それに相応しいサービスを提供する
いかにも日本的な、細やかな接客態度を表している言葉だと思います。
先般、意外なところでそんな光景を目にしました。
場所は、都内の高校で開催された文化祭。
各学年、各クラスがそれぞれ趣向を凝らした創作劇が名物企画。
脚本から舞台装飾、照明や音響に至るまで、全て生徒たちの手作り。
演技も堂に入っており、笑いあり、涙ありの展開は実にお見事。
高校生の視点で、実社会をよく観ているものだと感心しきりでした。
何よりも、必死さ、直向さが感じられ、甲子園球児たちにも通じる
純粋な意気込みに心打たれました。
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おもてなしは、思い遣りから |
いくつかのクラス劇を観ると、やはり2年生と3年生の差は歴然です。
最も成長著しい時期の1年間は、大きな差となって表れます。
知識や経験、最上級生としての責任感と言った要因もあるでしょう。
しかし、それ以上の差はお客様視点の有無であるように感じました。
より良く見せたいという向上心は共通であり、その為に工夫をし
練習を重ね、準備をしてきたことに変わりはありません。
そこに、どう見せればお客様に分かりやすいだろうか。
どのように語り、演じれば観る者の心に響くだろうかという視点。
そして、舞台に立つ者ばかりでなく、自分たちの自信作を伝えるために
廊下や階段で、声をからしてお客様にアピールする集客スタッフ。
彼らを気遣う主役たち。そこにお互いを思い遣る心があり
それが、おもてなしの精神に繋がっていたように思います。
最後の場面で舞台後方の幕が引っ掛かり、舞台装置を動かす
黒子の姿が覗いたのも、実は演出ではないかと勘繰るほど。
更に、驚いたのはお客様の入退場時における水際立った誘導でした。
押し付けでなく、お客様と一体となって舞台を成功させようという意識。
教室という狭い会場で、少しでも多くの方に気持ちよく楽しんで戴こう
という配慮に溢れ、これぞ、おもてなしの精神と感じました。
本当に、学ぶべきところの多い行事に参加させていただきました。
生徒の皆さん、ありがとうございました。
今日の一言: おもてなし その精神は 思い遣り
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