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				|  | 金利は? |  
さて、売掛金担保融資は、何かと使い勝手は良いものの、銀行よりは金利が高い
のもまた事実。
 
 どのくらいかというと大体年利10%程度です。
 
 銀行の金利が今時分、2%とかの世界ですから5倍の経費負担とはなかなかです。
 
 ただ、10%といってもあくまで年利です。6か月で完済すれば、支払う額で言えば
 半分の額ですみます。
 
 利率という意味では変わりませんが、絶対額は小さくなるわけです。
 
 例えば、仕入から製造するまでに2カ月、入金が納品締め後翌々末とすると3か月、
 1カ月余裕見てトータル6か月。
 
 半年あれば借入から返済までできますね。
 
 実際に計算してみましょう。
 
 
 
		
			
				|  | 損益が合うか |  
1000万の契約ができて、粗利が25%、販管費が10%の負担とします。
 仕入資金はすべて借入で賄ったとして、その金利は年10%、借入期間は半年。
 
 とするとこうなりますね。
 
 売上 1000万
 原価  750万
 粗利  250万
 販管費 100万
 営業利益150万(15%)
 支払利息 37.5万(750万×10%×6か月/12カ月)
 経常利益112.5万(11.3%)
 
 販管費を賄えて、収支もプラスになりました。
 
 手許資金が150万あったとして、お金の流れを時系列で見てみましょう。
 
 
 
		
			
				|  | お金の流れは? |  
借入時  (入) 750万 手持ち1000万
↓
 仕入時  (出) 750万 手持ち150万
 ↓
 販管支払時(出) 150万 手持ち0万
 ↓
 売上入金時(入)1000万 手持ち1000万
 ↓
 返済時  (出)元本750万 手持ち250万
 (出)金利37.5万 手持ち262.5万
 
 うまく回せましたね。
 
 
 では粗利が15%だったらどうでしょう?
 
 この場合こうなりますね、
 
 
		
			
				|  | 粗利が低い場合はダメ。 |  
売上 1000万
原価 850万
 粗利 150万
 販管費150万
 営業利益 0万
 支払利息 50万
 計 ▲50万
 
 おっと、50万足りません。不足分は更に資金捻出しなければなりません。
 これはいけませんね。やるだけ赤字です。
 
 粗利が低いビジネスでは、金利負担が企業の生死を左右しかねません。
 
 ABLも状況によっては非常に便利で使い勝手が良いものですが、あくまで、
 「ご利用は計画的に」いたしましょう。
 
 
 
 
 
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