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最善のご提案 |
コンサルティングの現場や身近なトピックスからマーケティングのヒントを
お届けする『マーケティング小咄』。今回のテーマは、ワンコインの重さ。
初めてお問い合わせ戴くお客様を対象に
ワンコイン・アドバイスというサービスを実施しています。
60分間という時間枠の中で
どのようなご質問にもお答えするというものです。
ご質問内容に制約はなく、レベルも様々です。
どのように相談したらよいのかというご質問から始めることもあります。
一方で、自社の業務内容に関する資料をご持参され
具体的な戦略に関して意見を求められることもあります。
また、他社からのご提案に対する評価を求められるケースもあります。
何れの場合も、可能な限り具体的なご提案ができるよう心掛けています。
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訊くが8割 |
その為に必要なことは、本質的な課題は何かを見出すことです。
限られた時間の中では、ご用意いただいた資料とヒアリングが全てです。
課題が顕在化しているのであれば、現状についてヒアリングし
具体的な解決に導くための具体的な方法論をご提案します。
漠然とした経営改善に関するご相談であれば
先ず何が課題であるのかを見極め、方向性をご提示します。
課題が顕在化しており、現状が分かるデータ等をお持ちいただければ
その場で、かなり具体的なご提案も可能です。
実際、その場でご提案したアイデアを直ちに実行し
成果を上げられた企業もあるのです。
先日、たまたま同席した友人が、そこまで具体的な提案をしてしまったら
自身の仕事に繋がらないのではないかと心配してくれました。
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出し惜しみなし!? |
確かに、件のお客様のように、示したアイデアを実行し
成果を上げられる方ばかりであれば、当方の商売あがったりです。
しかし、そのような成功事例はレアケースといえましょう。
提案したアイデアを実行される方は、恐らく半分以下でしょう。
更に、ご自身でそれをやり切るとなると容易ではないはずです。
頭で理解するのと実行に移すのでは、雲泥の差があるからです。
そもそも、その場で戴いた情報が間違ったものであれば
抽出した課題自体が的外れということさえあるのです。
ですから、ご提案自体があくまでもいただいた情報を
前提としたものであることは、くどいほどご説明しているのです。
優れた経営書を必死に勉強しても
優れた経営者になれるとは限りません。
同様に、どんなに優れたアイデアも
それを実行するのは容易ではありません。
だからこそ、実行支援のニーズが生じるのです。
アイデアを出し惜しみする必要など全くありません。
今日の一言: アイデアも 実行されねば お題目
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