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勘ピュータからの脱却 |
コンサルティングの現場や身近なトピックスからマーケティングのヒントをお届けする
『マーケティング小咄』。今回のテーマはデータ分析。
今年の夏は、猛暑の影響で来店客数が減少していると大騒ぎしている店長さん。
昨年の実績と比較してみましょう。
来店客数は、昨年と変わらないようですね。
おやおや、購買客数はむしろ増えていますよ。
一昨年のデータも見てみましょう。
なるほど、昨年は一昨年に比べ来店客数が倍増していますね。
昨年の経験からスタッフのシフトを組み直して余裕を待った体制で臨んだため
客数が減少したものと錯覚したようです。
昨対売上が落ち込んでいると、悲鳴を上げている社長さん。
原因を分析してみましょう。
購買客数も購買件数も昨年より増加していますよ。
売上金額の減少は、1回当たりの購買客単価の減少が原因ですね。
ところで、昨年から原価の見直しと在庫圧縮により原価率を圧縮して
商品の平均販売価格も10%程下げましたよね。
粗利金額を見てみると・・・社長、昨年より20%も増加していますよ。
経営状態の尺度は売上だけではありませんよ。
データは見るのではなく「読む」ものです。
目的を持って観察すれば、実態を雄弁に語ってくれます。
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宝の持ち腐れになっていませんか? |
新しく採用したショッピングサイトには、様々なアクセスデータが分かりやすい
グラフで出力されるので、WEBマーケティングは万全と得意満面の社長。
「きれいですね。一体どんな情報が得られるのですか?」
「アクセスは平日深夜11時から午前1時に集中していて、水曜日が最も多く・・・。
他にもいろいろ機能があるのだけれど・・・。」
「では、その情報をどのように自社のマーティング戦略に活かしているのですか?」
「いや、これから考えようと思っているのだが・・・。」
程度の差こそあれ、こんな笑い話の如き事例には事欠きません。
繰り返しますが、何を目的として、どのようなデータが必要なのかを明確にした上で
そのデータの抽出機能を備えているかどうかが重要であって、加工データの
ビジュアルは二の次ですよ。
そして、活用してこそのデータ。使わなければ、正に宝の持ち腐れ。
的確に分析し、具体的な戦略・戦術に落とし込み、それを実行して
初めて売上向上に繋がるのです。
データ分析は小難しいと毛嫌いせず、先ずは目的から考えてみると
とっつきやすいのではないでしょうか。
身近なところから、始めてみませんか。
今日の一言: 習うより、慣れるが早い データ分析
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